メカニカルシールの材質の選び方

シールの素材を選択することは、アプリケーションの品質、寿命、パフォーマンスを決定し、将来の問題を軽減する上で重要な役割を果たします。

メカニカルシールによく使われる材質を厳選。

1. きれいな水、常温。可動リング：9Cr18、1Cr13、表面コバルトクロムタングステン、鋳鉄。静的リング: 樹脂含浸グラファイト、青銅、フェノール樹脂。

2. 河川水（沈殿物を含む）、常温。ダイナミックリング: タングステンカーバイド;

固定リング: タングステンカーバイド。

3. 海水、常温 可動リング：炭化タングステン、1Cr13表面コバルトクロムタングステン、鋳鉄。スタティックリング：樹脂含浸グラファイト、タングステンカーバイド、サーメット。

4. 100度の過熱水。可動リング: タングステンカーバイド、1Cr13、コバルトクロムタングステン表面仕上げ、鋳鉄;スタティックリング：樹脂含浸グラファイト、タングステンカーバイド、サーメット。

5. ガソリン、潤滑油、液体炭化水素、常温。可動リング: タングステンカーバイド、1Cr13、コバルトクロムタングステン表面仕上げ、鋳鉄;静的リング: 樹脂または錫アンチモン合金グラファイト、フェノール樹脂を含浸させたもの。

6. ガソリン、潤滑油、液体炭化水素、100 度可動リング: 炭化タングステン、1Cr13 表面コバルト クロム タングステン;静的リング: 含浸青銅または樹脂グラファイト。

7. ガソリン、潤滑油、液体炭化水素、粒子を含むもの。ダイナミックリング: タングステンカーバイド;固定リング: タングステンカーバイド。

シール材の種類と用途 シール材はシール機能の要件を満たす必要があります。シールする媒体や装置の使用条件が異なるため、シール材には異なる適応性が求められます。シーリング材の要件は一般に次のとおりです。

1. 素材の密度が高く、メディアが漏れにくいです。

2. 適度な機械的強度と硬度を有します。

3. 圧縮性と復元性に優れ、永久変形が小さい。

4. 高温でも軟化したり分解したりせず、低温でも硬化したりひび割れしたりしません。

5.耐食性に優れ、酸、アルカリ、油などの媒体中で長期間使用できます。体積や硬度の変化が少なく、金属表面に付着しません。

6. 摩擦係数が小さく、耐摩耗性に優れています。

7. シール面との組み合わせに柔軟性を持っています。

8.優れた耐老化性と耐久性。

9. 加工や製造が容易で、材料が安価で入手しやすい。

ゴムは最も一般的に使用されるシール材です。ゴムに加えて、他の適切なシーリング材料には、グラファイト、ポリテトラフルオロエチレン、およびさまざまなシーラントが含まれます。